青色のあざ

青色のあざ

「あざ」には、青色、茶色、赤色、シミに似ているもの、平たいもの、隆起しているものなどさまざまな種類があります。ここでは、あざの色別におもな病名と治療法を解説していきます。

青色のあざは、通常皮膚の表面にできるシミよりも深いところ(真皮)にメラニンを作るメラノサイト(色素細胞)が存在することにより現れます。
青色のあざには、太田母斑(おおたぼはん)、両側性太田母斑様色素斑(りょうそくせいおおたぼはんようしきそはん)、蒙古斑(もうこはん)、異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)があります。

太田母斑(おおたぼはん)

太田母斑は、生まれつき、顔に生じる青色のあざです。自覚される痛み、かゆみはありません。通常は、顔の片側のみに生じます。額、眼球、頬に多く、鼻、まれに耳にもできることがあります。現れるあざの大きさや形は個人差が大きく、出生直後から目立つ場合と、年齢を重ねるにつれ濃くなってくる場合があります。一般的に、自然治癒は難しいといわれています。

太田母斑(おおたぼはん)の治療法

レーザー治療が最も有効な方法で、健康保険が使用できます。
通常のレーザーよりも高出力で、常に短時間の照射が可能なQスイッチレーザーを照射して治療します。照射部位が小さい場合にはゴムではじかれるような痛みですが、ある程度の大きさのあざの治療には、局所麻酔剤を塗布して照射の際の痛みを緩和しながら治療を行います。約2か月に1度の間隔で同一部位にレーザー照射を行い、多くの場合5〜6回ほどの治療で治ります。

両側性太田母斑様色素斑(後天性真皮メラノサイトーシス)

両側性太田母斑様色素斑は、思春期以降の女性に多く見られる、頬、額の両端、鼻翼(小鼻)に左右対称性に生じるあざです。現れるあざの色は褐色、灰色、青紫色などさまざまです。直径およそ1〜3mmのそばかすのようなあざがいくつかまとまって左右対称に現れます。シミ、くすみ、目の下のクマ、そばかすなどとの区別が難しいあざです。

両側性太田母斑様色素斑(後天性真皮メラノサイトーシス)の治療法

太田母斑の治療と同じくレーザー治療が最も有効な方法で、健康保険が使用できます。

蒙古斑(もうこはん)

蒙古斑は、生まれつき、または出生後しばらくしてから臀部や背中の下部に生じる青色のあざです。日本人では90%以上の乳幼児で見られ、通常は5〜6歳、遅くとも10歳までに自然に消失しますので、治療は不要です。

異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)

異所性蒙古斑は、蒙古斑が腕、足、体幹に生じるもので、蒙古斑に比べ色素が皮膚の深い部位にあり、自然に消失するまでに蒙古斑よりも時間がかかりますが、大半は学童期までに自然に消失します。

異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)の治療法

太田母斑の治療と同じくレーザー治療が最も有効な方法で、健康保険が使用できます。