赤色のあざ

赤色のあざは、皮膚内部の毛細血管が何らかの原因により拡張して異常増殖するために現れる血管腫です。
単純性血管腫(ポートワイン母斑)、イチゴ状血管腫、老人性血管腫などがあります。

単純性血管腫(ポートワイン母斑)

単純性血管腫(ポートワイン母斑)は、生まれつき見られる平らな赤いあざです。自然に消えることはなく、成人になると盛り上がってくることがあるので、盛り上がる前にレーザー治療を行う必要があります。

単純性血管腫(ポートワイン母斑)の治療法

単純性血管腫(ポートワイン母斑)は悪性化することはまずありませんが、自然に消えることはありませんので、見た目が気になる場合には治療を行います。レーザー治療が最も有効な方法となります。当院には血管腫用のレーザー装置がないので、レーザー適応と診察にて判断した場合は、東京医科大学皮膚科のレーザー外来へ紹介させていただきます。

イチゴ状血管腫

イチゴ状血管腫は体のいたるところに現れますが、とくに顔にできやすいのが特徴です。生後2〜3週間、遅くとも3か月以内に発生し、1〜2週間で急速に大きくなって盛り上がる赤い血管腫です。その後6か月から1年で最大に達しますが、おもに中央部から徐々に縮小していき、自然に消える傾向があります。まれに、小さくなっても皮膚の表面に細かい血管が浮き出たり、ぶよぶよが残ることがあります。7歳以降に存在する場合には、手術を受ける必要があります。

イチゴ状血管腫の治療法

イチゴ状血管腫は2歳頃までに自然に消えていくことがほとんどですので、治療をせずに経過を見る場合もありますが、まぶた、鼻の穴、唇の近くにできた場合には視野や呼吸の妨げになることがあるため積極的にレーザーによる治療を行うことが多いです。
当院には血管腫用のレーザー装置がないので、レーザー適応と診察にて判断した場合は、東京医科大学皮膚科のレーザー外来へ紹介させていただきます。

老人性血管腫

老人性血管腫は、顔、胸、背中にできる赤いホクロのようなものですが、ホクロとは異なります。皮膚の中の毛細血管が広がり異常に増殖することでホクロのような赤い斑点が生じます。なかには隆起して盛り上がっているものもあります。おもに紫外線が原因で加齢により生じますが、思春期頃の若年層から発症することもあります。病気ではないので必ずしも治療の必要はありませんが、美容面を考えると治療を行った方がよいかもしれません。

老人性血管腫の治療法

老人性血管腫は悪性化することはまずありませんが、自然に消えることはありませんので、見た目が気になる場合には治療を行います。それほど大きくない老人性血管腫はレーザーによる治療を行うことが一般的です。
当院には血管腫用のレーザー装置がないので、レーザー適応と診察にて判断した場合は、東京医科大学皮膚科のレーザー外来へ紹介させていただきます。